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おいなりさんのココロのセラピー

ココロがホロホロほどけていく。ココロのセラピーは、セラピストおいなりさんが送る心理療法のブログです。

これさえあれば、本当に何もいらないのか?【surfacepro4レビュー 前編】

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「これさえあれば 何もいらない」
3年ほど前、surface proが登場したとき、私は「これさえあれば、液晶タブレットと外出先で電子書籍が読めたりして、複数ある端末を減らせるのではないか」と思った。しかし、その期待は見事に裏切られた。

 

1.Windows8の性能の低さ
 Windows8ははっきりいって、使いづらいだけでなく、操作性に難があった。また、電力の消費量も10と比べて多かった。スリープ機能が賢くなく、カバンの中で勝手に起動する、タブレットのくせに、長い文字のパスワードを入力する必要もあった。
 起動もタブレットとしてはかなり遅く、タッチの反応も誤った反応が多かった。
また、windowsストアのアプリも全く使えないものがほとんどで、touchIDやApplestoreを持つApple製品とは、比較にならないようなレベルの差だった。

 

 

2.バッテリーの持ちが悪い
 何より致命的だったのが、このバッテリーの持ちの悪さだ。実動2時間程度なのだ。これはタブレットというには短すぎるし、モバイルPCとしても使い勝手が悪い

 

3.付属の完成度とスタンドの使い勝手が悪い・電源が微妙・打ちづらいタイプカバー
 イラストを描く際、付属のペンでは、四隅部分の精度がとても低く、まったく使い物にならなかった。

また、イラストを描く際に致命的だったのが、スタンドである。角度を調整できないので、イラストを描くときは、立てて書くことは不可能だった。

さらに、ACアダプタもモバイルPCの割にでかかった。

とどめとして、タイプカバーのキーボードも、おまけ程度のもので、長時間文字を打つには耐えれない仕様だった。

 

4.画面が小さい&小さいわりに重い・厚い
 タブレットとして一番致命的だったのが画面の小ささだった。
イラストを簡単に描くにしても、画面が小さく、非常に使いづらい。

イラスト系のアプリだと、色調整やレイヤの指定をするので、結構横幅がいる。横幅も確かに狭いのだが、縦幅が全くないため、かなりきつい。

 

以上の4つの問題を考えると初代surface Proを評価すると「これさえあれば、出先でのみ、30分ぐらいはつぶせる」といったものだった。

喫茶店で、簡単な文字入力とイラストが簡単に描けるぐらいだ。結局、ほかのキーボードとマウスが必要になり、モバイルPCよりも重たい荷物を持つはめになることが多かった。

 さらに言うと、出先だと、椅子の調整ができないので、パソコン側でディスプレイの角度を調整しないといけない。

そうなると、ディスプレイの角度を調整できないのは、かなりきつかった。

 

surface Proの目標

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 当初のsurface Proの目標は、「タブレットとPCの融合」といったものだったが、タブレットとしてはお話にならないレベル、タブレットPCとしても、モバイルノートPCとしても十分な性能を満たせていなかった。

  このように散々なことを私に言われているsurface Proだったが、当時の背景を考えると、かなり先進的な端末だった。

そのおかげか、このシリーズは現在4代目まで作られることとなった。ただ、時代を経るごとに端末の利用者の特徴が変わっていると思う。

 

代を経るごとに概念がひっくり返っていく珍しいPC

同じシリーズでも、ここまで購買層やターゲットの変化が激しい端末はなかったと思う。

 

初代は、「液晶タブレットを出先で使える端末」という認識を与え、多くの人に新しいPCのあり方を提供した。
当時そんな端末はほとんどなかったため、この端末はかなり歓迎された。また、10.4インチの1024段階の筆圧が感知できるタブレットPCは数機種ほどしかなかったため、圧倒的な支持を得ることになったのだ。
 出先で文字入力しかしない層は、ほかのタブレットポメラを使っている人がほとんどだった。また、モバイルPCのユーザーは、モバイルPCを利用していた。当時、CPUがある程度省エネになってきたため、モバイルPCは、ACアダプタ不要レベル(実動8時間)にまでなっている端末もあった。その層にとってsurface Proは魅力的ではなく、結局残ったのだった。

 

 2代目になると、端末のスタンド、OS、ペンの仕様が改良された。一言でシンプルに描いているが、この変化はかなり大きい。スタンドが2段階になっただけでも、使い勝手が全く違うからだ。

ただし、Proを買った人がPro2を買うかというとそうではないだろう。初代の問題点を把握したユーザーから見れば、問題点をある程度つぶせたため、ここで購入された人も多かったと思う。

 

 3代目になると、デザインが一新され、ノートPCというよりは、「ノートっぽい使い方が多少できるようになった液晶タブレットバイルPC」になった。

 ノートのように描ける手軽さは、従来の機種にあった四隅のずれが致命的・熱い、バッテリーの持ち、画面が小さい、端末が厚いなどの問題で、果たせていなかった。

 画面は広くなり、スタンドも無段階になり、様々なスタイルに対応できるようになった。

 また、ペンがwacomからNtig製になり、四隅問題は解決されたが、筆圧やペン先が折れやすいなどの問題を新たに抱えることになった。このペン先の変化は、既存のProユーザーからすると、「待ち」を誘うことになった。
 いかんせん「筆圧が256段階と少なくなった」ことと「使い勝手が結構変化した」からだ。

さらに追い打ちをかけるかのような出来事が起こった。VAIO株式会社の存在である。


この頃にVAIO株式会社が出した「モンスタータブレット」が世間から恐ろしい注目を浴びることになる。当時、「最強スペックを誇る液晶タブレットを出先で使えるモバイルPC」だったsurfaceProシリーズは、このZシリーズに譲ることになる。


値段は、このシリーズの倍するような端末だったが、イラストのプロからしてみれば、筆圧と、使い勝手、スペックは必須条件だからだ。ここで、surfaceProシリーズは、従来の「液晶タブレットを出先で使えるPC」とは全く違った新たな道を模索することになるのだった。

 

より「タブレット」らしくなった4代目

そんな強力すぎるライバルの登場と正面で戦うことになったのが、今回の4代目である。

 ペンの改良により、より折れづらく、より描きやすくなり、筆圧も256段階から1024段階で認識するようになった。

Windows Helloにより、随時入力していたパスワード入力が不要に。

スタンド部分にまで銅板を仕込むことで、放熱性を大幅改良。3で問題になっていた爆熱問題も改良された。

 

 さらに、グラフィック統合型第6世代CPUの進化により、バッテリーの持ちも変わり、タブレットレベルの使い方なら、(アプリを選ぶ必要があるが)ファンが回りだすこともなくなった。ちなみにcoremだとファンレスらしいが、今回のレビューは主にi5以上の端末について書いている。

 Pro3時代までディスプレイ周辺にあった、ウインドウズマークも、消えた。このマークが消えたことで、タブレットを持つ方向に気を使わなくなった。

 

Microsoft Edgeの進化

 Microsoft Edgeは、「ネットとノートの融合」を提案している。Edgeは、ほかのブラウザと比べると、PCライクで使えるのに、かなり消費電力が少なく、発熱しない。

 

Zシリーズの弱点

 この4代目に求められるのは、Zシリーズのような「デスクトップ並みのスペック」ではなかった。どちらかというと「ノートの大きさのPCよりも、ノートのような使い勝手をもったタブレットと簡単な処理ならこなしてしまうPC」である。実はZシリーズにも致命的な弱点がある。
「質量的に重い」のだ。重いとノートのような使い勝手は難しい。

 また、ファンは回ること前提の仕様のため、放熱部分を持つタブレットやノートのような使い勝手はZシリーズでは実現できないのだ。

 このsurfacePro4は、12.3インチのノートPCと考えると、十分軽い領域に入る。この付近のノートPCは縦幅が小さいものが多いので、むしろ良い印象だ。そういったことからも、この端末が目指す方向は「ハイエンドノート」とでもいうべき領域だろう。

 

surfaceProシリーズが目指すべき改善点

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目指すべきコンセプト
よりノートらしい高性能端末。

1.バッテリーの強化と軽量化
 バッテリー時間は実動8時間程度まで目指すことが、まず第一条件だろう。また、軽ければ軽いほどよいが、ファンは必須だと思う。どこまで薄型化できるかが、課題のような気がする。

2.USBtypecへの対応・ACアダプターの強化
 ACアダプターは年々小型化しているが、専用形状ではなく、USBtypeCに対応したものを希望したい。
これはCPUの電圧などが絡んでくるが、現状のTDPを考えると、CPUの進化で解決しそうな問題である。
TypeCを採用すれば、USBが2つになるので、便利といえば便利。ACアダプターの軽量化は必要だと思う。

3.排熱機構
 現状、音が出るところに排熱ファンがあるため、ファンがうなっているときに、変な音に聞こえることが多い。スピーカーの音が出るところと排気口は分けるべきだと思う。

4.windowsHelloの改良
 縦長形状で持つと、Helloが「中央にカメラを寄せてください」と出る。たまに認識が遅いところがあるので、そのあたりの改良はまだまだ必要だと思う。

5.傷の強化
 まだまだ傷に弱いと思う。ただ、重量と直結するところなので、改良はなかなか難しいと思う。

6.ペンタブレット
 かなりの完成度だが、まだまだ改善点は多いとおもう。追従性がまだまだ低いと思う。これは修正してほしい課題だ。
ほかにあるとしたら、固定方法だ。現状だと持ち運び時に紛失する可能性があるので、スライドで差し込めるための機構があるといいかもしれない。単6電池もできればないほうがいいのかもしれないが、上記の改善のほうが、優先事項は高いと思う。

7.カバー
 これも、かなりの完成度だが、トラックパッドの誤タッチ防止機構などを付けることが今後の課題だと思う。
また、たわまない、カタカタしないのが理想だが、上記の改善のほうが重要な気がする。さらに、VAIOタブレットみたいに、セパレートにしても使えるような仕組みになるといいと思うが、かなり理想論なため、現時点では、無理に付き合う必要もないと思う。

8.スタンド
 VAIOZのような形状でも問題ないように思えるのだが、ダサいのが気に入らないのだろうか。
確かに接地面が増えるし、伝統といっていいくらいのものなので、変更は結構難しいのかもしれない。

 9.発売時期と価格

 世界同時発売しなさい。値段も同じで。某社に負けたくないならそれくらいのことはしたほうが良い

 

続く(後半は、購入した後どうなったのか?を書きます)