潜在意識 認識 
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おいなりさんのココロのセラピー

ココロがホロホロほどけていく。ココロのセラピーは、セラピストおいなりさんが送る心理療法のブログです。

男と女がすれ違う原因を本が言い当てられない理由

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1.はじめに

男と女の関係性について書かれたものは、様々なアプローチが書かれていますが、実際、現場で応用すると「前提」が間違っていることがほとんどです。

前提??と聞いて身構えましたね?

私も身構えちゃいます。

だって、「この方法を知る価値があるのか、まず私の本を読む相手かどうか試させてください」と言っているように思えますし。

 

そういった身構えを起こさせないように、著者はある程度「一般的な読者」を想定して作ります。

しかし、著者が自分の感じたものをありのままに書いてしまうと、「読者」と「著者」は、まったく違う人間なので、感情を共有できない問題が発生してしまいます。これでは、本は全く売れません。

 

 

採算がとれるように、本を作るとき、読者をある程度想定します。

男と女の関係についていうと、著者は、「一般的な男性」と「一般的な女性

」を想定して作るのですが、著者が【自分自身を客観して観察できていない】と「男性」か「女性」か性別が違うだけで、

「男性よりの視点から見た男性」

「男性よりの視点から見た女性」

「女性よりの視点から見た男性」

「女性よりの視点から見た女性」

の4パターンに分かれてしまう可能性が発生するわけです。

 

男性と女性の違いについては、お互いほかの惑星の宇宙人としてみたほうがいいとまでいう本まであるほどなので、性別の違いによる見方は、ずいぶんなものになります。

(この本は、潜在意識的な観点が少ないですが、男女について知りたい人には、割とあてはまります。特に夫婦などにおすすめです。)

 さらに言うと、「著者だけでなく、読者の男性と女性が、本当に世間一般的な男性と女性なのか」ということにもなっていきます。

つまり、男と女の本に限らず、本があなたの想定した現場に応用できないほとんどの理由は

1.著者が、自身で発見した&経験した出来事に対して、【客観的に】見ることができていない可能性がある。

2.著者が読者を【客観的に】見ることができていないため、問題解決に至るプロセスを提示できていない。

ことなのです。

 

2.著者が【客観的に】見ることができていない本当の理由

著者が客観的に見ることができない理由は、心の仕組みに詳しくない人間だからです。もっと具体的なことを言うと、「潜在意識」について詳しく知らない人がほとんどだからです。

私たちは、文字や言葉で表現するとき、「正確な表現」をするよりも、過去の経験などを利用した「偏見」を用いることがほとんどなのです。

このうち、「偏見」は、心の悩みを抱える人だけでなく、ほとんどの人が持っている問題です。

「お金は汚いものだと思っている」

「政治家は口約束しかいない」

「公務員は酒にだらしない」

世の中のそういった常識は、たいてい「イメージ」が基で起こっています。

この「イメージの原因やきっかけ」が何かわからないと、偏見一般常識として語ってしまうことが多いのです。

 

では、お稲荷さんには偏見がないのか?と言われると、あります。

ただし、私は偏見をほかの人に強制しないよう、偏見を見つける方法を知っています。

それは、「気づき」です。

例えば、「公務員は~」についてですが

「ここでいう、公務員はあなたにとってだれのことを言っているのですか?」

と質問するのです。

それを繰り返すと「全国で数十万人?いる公務員というより、近所のおじさんただ一人が酒にだらしないことに気づいた」というようなことになりうるのです。

つまり、きっかけを探れば、「一般常識という偏見」が「特定の事象」になり、必ずしも一般常識ではないと「気づく」わけです。

 

なので、本を読むときは(例えば、公務員を例にすると)

「この人のここでいう「公務員」という単語は、具体的にどのようなことを指すのだろう?誰のこと?作者はどういった経験を持って、何をしてきた人で、どのような考えの人なのか」

ある程度知っておく必要があるのです。

これは、かなりの知識量を要求することです。

著者が、反政府主義者だったら、公務員に対して、批判的なことを書きますし、無政府主義者だったら、公務員不要論まで唱える可能性があるからです。

一番性質が悪いのは、著者自身が、自分の潜在意識的な性質を自覚していない場合があることなんですけどね。。

 

3.著者が読者を【客観的に】見ることができていないため、問題解決に至るプロセスを提示できていない。

 

 簡単に言うと、「著者がここで論じている【男】と【女】は、読者であるカップルや夫婦に当てはまりますか?」ということです。

生物の観点からみたアプローチで「男」と「女」は、どちらかというと「人間のオス」と「メス」という考え方に近いものです。

ただ、「人間」というのは、「心」があるため、上記の観点のように2つに簡単に分けられないことがほとんどなのです。

 というのも、考え方・人付き合いというのは、「男」か「女」かというより、まわりの環境や出来事がきっかけで生じた考え方、感じ方(さらに言うと潜在意識)で影響されるからです。

 

読者の男は、作者が想定している男の性質:女性の性質=100:0とは限らないわけです。90:10かもしれないし、その値が逆転している可能性すらあります。

女性にもあてはまります。

また、この類の本は、潜在意識的な視点が欠けている本がほとんどなので、「男」なので○○、「女」なので××といった決めつけまである始末です。

 

さらに言ってしまうと、読者も、作者と同様に「客観」的に見ることが出来ない偏見を持った人がほとんどのため、作者の表現次第で右往左往してしまう・・・なんてことが起こるのです。

 

まとめ:本が男女のすれ違いを言い当てられないのは、潜在意識的な観点が欠けているから

 人間の数だけ、考え方や経験があるのです。その人が常識だと思っていることはほかの人から見れば、常識ではないことがあるのは当然なのです。

 その広い人類を男女に分けて、男は○○、女は××というのは、潜在意識的な観点が欠けています。

「実は、この人の場合、男女の違いというよりも、過去のトラウマやいじめが原因で、パートナーを傷つけていた!」なんてことが結構多いのです。

皆さんも、偏見ありませんか?

文字やイラストで伝えても、偏見があると実際役に立つシチュエーションがぐっと減ってしまうのです。

偏見を解決するためのワーク:公務員

「あなたにとって、公務員はどういうイメージですか?」

「ここでいう「公務員」という単語は、具体的にどのような人を指すのだろう?誰のこと?どういった経験を持って、そういうイメージをもったのですか?」